安心2013/11
顔の右半分がマヒして食事も満足にとれなかったが中指の一点刺激で完全に解消
食事も満足に取れなかったが…………中指の一点刺激で完全に解消
仕事のストレスがうつ積していた
私は、亡くなった父の後を継いで、4年前から青果の卸・小売会社の社長をしています。私は、もともとスポーツが得意で、肉体的にハードな仕事はまったく苦にならないタイプ。しかし、社長業は会社の経理や経営などを全体的に見ていかなければいけません。頭を悩ませることや気を使うことが多く、ストレスの多い仕事です。 仕事で多忙な日々が続いた今年の6月中旬、朝起きると顔の右半分がマヒして動かなくなっていました。しばらく前から「疲れがたまっているな」と感じてはいましたが、前日までまったく予兆はありませんでした。一夜にして突然、顔の右半分がピクリとも動かなくなってしまったのです。驚いて、すぐに耳鼻咽喉科に駆け込みました。検査の結果、急性の右顔面マヒと診断され、ステロイド剤(副腎皮質ホルモン剤)の内服薬を処方されました。
医師からは「まずは内服薬で3週間ほど様子を見て、改善しないようであれば、入院してステロイド剤の点滴を行いましよう」と言われました。入院となると仕事にも支障が出ますし、ステロイド剤の副作用も心配です。しかも、完全にマヒが治る確証はなく、治っても後遺症が残る可能性もあるとのことでした。通院治療だけでは不安だったので、「マヒがよくなる可能性が少しでもあるならば、並行して別の方法も試したい」と思い、ほぞの整骨院の穂園秀一先生に相談したのです。穂園先生は、私の顔面マヒを見て、「顔の右側にマヒが現れたのは、左脳を使い過ぎて左脳が疲れてしまったせいかもしれない」とおっしゃいました。左脳は、論理的な思考や分析をつかさどるところなので、自分でも思い当たるふしがあります。「左脳が疲れている人は、ここを押されると痛いはず」と、穂園先生に右手の中指の爪の下にあるストレスポイントを押されると、確かに響くような痛みを感じました。ストレスポイントを継続的に刺激できるよう、その場所に小さな粒をはってもらい、その後は週I回のペースで通院しました。 最初のうちは、ほとんど変化を感じませんでしたが、アルミホイルの粒による「中指の一点刺激」を続けるうちに、少しずつよくなってきました。 頭が軽く、スッキリした感じが出てきて、顔も少し動かせるようになったのです。マヒしていた顔の右半分は、五感がすべて鈍くなっていましたが、少しずつ感覚が戻ってきたよヽ7な気がしました。また、ステロイド剤には、顔が腫れて満月のように丸くなる「ムーンフェイス」という副作用がありますが、中指の一点刺激をしていると、顔の腫れがひどくならずに済みました。入院の必要はもうないと言われた3週間後、ステロイド剤の内服が終わり、入院治療が必要かどうかの判断のために病院に行きました。すると驚いたことに、医師から「かなり回復してきているので、入院しなくても大丈夫です」と言われたのです。 現在は、顔面マヒは完全に治り、心配だった後遺症もまったくありません。思うように顔を動かせて、会話や食事も不自由なくできます。 振り返ると、顔面がマヒしていたころは、自分で自分を介護しているよIな生活でした。顔の右半分が動かず、□も左半分しか動かせないので、食べ物を咀喘したり、飲み物を飲むことも困難だったのです。コップに直接目をつけて水を飲むことさえできず、□の左側でストローをくわえて飲んでいました。 わずか2ヵ前のことですが、当時の苦しみがうそのようです。「この状態が一生続いたらどうしよう」「マヒが残ったら嫌だな」と不安でたまりませんでしたが、跡形もなく治って、とても喜んでいます。ステロイド剤の治療だけに頼っていたら、もし入院したとしても、顔面マヒが完全には治らなかったかもしれません。 穂園先生のアドバイスを受けて、知らず知らずのうちにストレスをため込んでいたことや、ストレスケアの大切さもよくわかりました。中指の一点刺激と出合って、本当によかったです。
わずかな期間で劇的な改善をした ほぞの鍼灸整骨院 院長 穂園 秀一
村□さんは、大変ながんばり屋で、亡くなったお父さまの社長業を、懸命に継いでいらっしやいました。そのため、ストレスが相当影響していると思い、ストレスポイントを刺激すると、激しい反応がありました。そこで、このポイントに治療用の粒をはる、中指の一点刺激を指導したところ、わずかな期間で劇的な改善をしました。中指の一点刺激の優れた効果を、私自身も再認識した症例でした。