| ファスティング( 断 食 )

ファスティングとは充分な管理の基、食事規制を実施し、体内に蓄えられた糖質・脂質・蛋白質を消費させて体をリフレッシュさせることを目的としています。つまり、体のお掃除です。
また、ファスティングにより得られるものはダイエット効果だけではありません。それまで食物代謝に費やされていた体内エネルギーが免疫系と組織再生に回されるので、体調も整います。 また、ファスティング期間中は胃や肝臓・大腸・肺などの様々な臓器を休ませることが出来るので、それにより各臓器の機能向上、やがて体全体の改善へつながっていくのです。

fasting.jpg当院では、 「3日間ファスティングプログラム」を採用しています。これは、ファスティング期に「ファーストプラン」を飲用する方法で、完全断食とは異なり、1日に約900カロリーのエネルギーが摂取できるので、通常生活に影響なく安心して行えます。
ファーストプランには、動植物を問わず重要なミネラルであるマグネシウム、脂肪燃焼サポートで注目される成分 L-カロニチン、お茶に含まれる旨み成分 L-テアニン等、新鮮な野菜・果物を乳酸菌や酵母の酵素で自然発酵・自然熟成させた成分が多く含まれているので、栄養を補いながら健康的にダイエットできます。

ファスティングの方法

1.準備期間 出来れば3日間ぐらいとられるとよいでしょう

この期間は「ファスティング期間」の効果を充分に発揮させるのに必要となります。ただし、この期間をとらずに2のファスティング期に入っていただいても問題はありません。準備期間は食事を和食中心とし、洋食とくに油ものと肉類をお避けください。

2.ファスティング期 3日間

この期間摂取するのはファースト・プランのみとなります。
飲料を1日に1本お飲みください(3日間で3本)。1日の摂取カロリーは約900キロカロリーです。飲み方としては何回かに分けて飲用しましょう。必ず水分を(あたたかめの水かお茶で)1.5から2リットルぐらいはお摂りください。激しい運動はお避けいただきたいのですが、軽めの運動(散歩程度)は30分ぐらい入れることにより効果が高まります。
肉体をよく使われる方の場合はファースト・プランをもう少し加えられてもよいでしょう。熱めのお風呂やサウナなどに長時間入ることはお控え下さい(利用される場合は水分をしっかりと補給してください)。

飲食基本例

①1日に4回飲用する  朝、昼、晩と就寝前【1回 90cc】
②1日に5回飲用する  朝、昼、晩と就寝前及び午後3時頃【1回 70cc】
・飲まれるときに水で薄められても結構です。
・喫煙はもちろんのこと、ガム等を噛むこともお避けください。
・この期間は塩気をとらないために頭痛が出やすくなりますので、頭痛が出る場合は昆布茶や市販の野菜ジュース(食塩無添加でないもの)をご利用頂くか、ファーストプランに直接塩を少々入れるのも良いでしょう。
・ファスティング中は便秘になりやすく、発疹が出やすくなります。

3.復食期 3日間

ファスティング期の達成感から「終わった」と思われるでしょうが、ここをきちんと過ごさないと、ファスティング期の成果が、無駄になる場合があります。
1日目はお粥、それも肉・魚を用いないものにしてください。お粥は長めに煮込んで、柔らかめにされる方がよいでしょう。
2日目は肉・魚系の具は細かく刻むなら、少し加えられても良いでしょう。2日間は油ものを特に避けてください。休ませていた胃腸は油ものや大きめの固形物を入れることによって驚きを示す場合があり、体調が崩れる原因となることもあります。
3日目もお粥を中心に徐々に普通の食事に戻されるのが良いでしょう。
3日間とも飲酒や冷たいものを飲むことは控えてください。

注意事項:ファスティング(断食)を行ってはならない病気や状態

高血圧や糖尿病がある方の場合は、心臓や腎臓に障害が生じていない中程度までが可能で、臓器障害がある方はお避けになられた方がよいでしょう。
具体的な病名としては、心筋梗塞や脳卒中を起こされた方、悪性腫瘍、肝硬変、活動性の肝炎、肺や腎臓の機能不全、胃十二指腸潰瘍、狭心症、心室性の不整脈、やせ型の糖尿病、膠原病や難病、精神病、急性炎症、発熱のある方はできません。
その他、副腎皮質ホルモンや抗鬱剤など、投薬を中断すると危険のある薬を服用中の方など、この他にもファスティングが不適と考えられる場合があります。
やせた方(BMI値が19以下)や妊娠中の方も避けられた方がよいでしょう。
ファスティングが可能な年齢は、大体中学生から60歳くらいまででしょう。

体質改善・ダイエットでお悩みの方、是非ご相談ください。