中国伝統医学に基く施術を行っています。日本では珍しい中医師の居る整骨院です。西洋医学とは異なる観点から施術と養正法についての指導を行っております。保険外治療もありますので御相談下さい。
■接骨院と東洋医学、西洋医学に関して
日本における東洋医学という分野は、「西洋医学でない医学」というひと括りの中にあります。
接骨院でツボを押してもらえれば、それも東洋医学による治療と考えられます。本来、接骨院は日本伝統医学の骨つぎ治療を行う場所であり、現整形外科の考え方で施術を行っています。ですので、「接骨院=東洋医学」ではありません。
どちらかと言えば、接骨院は整形外科学であり、西洋医学です。なぜなら、教科書はすべて西洋医学であるからです。(柔術理論を除く)
さて、中医学は西洋医学でないものの中でも、伝統医学です。中国においても文化大革命の後、古典医学の数千年も前からあるものを編算し、中国伝統医学(C.T.M)チャイニーズトラディショナルメディスンとしてよみがえらせ、世界中から留学生をまねき、学校教育として教えている医学です。現在、中国には、西医と中医、それに西中結合医の三種の医師がいて治療にあたっています。よくあるレントゲンで異常がないと言われたけど、痛む所があるという患者の場合、すぐさま中医が中医学的診察法により原因を追究し、治療を行う。逆に灸や針の治療をしていたのだが、細菌感染の疑いがあると、すぐさま西医が抗生物質の投与を行い、治療するといった具合です。双方の良い点を結合して治療を行います。両方の見解をもっているのが西中結合医です。
これを接骨院にあてはめると、固定や整復は、日本の伝統医学である骨つぎと整形外科学を用い、肩こり等はもみ治療でなく、中医学を用いるとそれが循環器系からくるのか、胃や消化器系からくるのか等の判別を中医診断によって行い、脉診で確認することができます。その後、中医学的な治療を行っていきます。